コンテンツに進む

カートは空です

TOPへ戻る

アカウントをお持ちですか?

ログインすることで、チェックアウトがスピーディーに行えます。

あなたのカート

読み込み中…

キャンセル返金不可

小計

¥0 JPY

税込み価格です
カートを見る
  • 国語探究つくばゼミ
  • 明日から実践!先取り授業
  • 5分でわかるシリーズ
  • つくば授業参観
  • 新教材の授業づくり
  • 教師の必読書
  • お悩み相談室
  • 教室にひらく えほんの扉
ログイン
    子どもと創る「国語の授業」web
    • 国語探究つくばゼミ
    • 明日から実践!先取り授業
    • 5分でわかるシリーズ
    • つくば授業参観
    • 新教材の授業づくり
    • 教師の必読書
    • お悩み相談室
    • 教室にひらく えほんの扉
    カート
    00個のアイテム
    ログイン

    5分でわかる「楽しい!」授業の作り方 -「子ども主語」の国語授業をつくろう!-

    ホーム / 5分でわかる「楽しい!」授業の作り方 -「子ども主語」の国語授業をつくろう!-

    5分でわかる「楽しい!」授業のつくり方

    -「子ども主語」の国語授業をつくろう!-

    5分でわかる「楽しい!」授業のつくり方 -「子ども主語」の国語授業をつくろう!-

    執筆者: 小西敦司

    |

    2025年5月22日

    5月号の「5分でわかるシリーズ」は、小西敦司先生(大阪府・摂津市立三宅柳田小学校)に、子どもたちが「楽しい」「おもしろい!」と思える活動を学習内容に取り上げたり、自分たちで学習を調整できるよう学びの選択肢を広げたりすることで、「子ども主語」となる国語授業のつくり方についてご提案いただきました。

    目次

    1. 「楽しい!」「もっとしたい!」そんな言葉聞きたくないですか? 2. 「子ども」を主語にした授業づくりへの転換 3. 「子ども主語」の国語授業をつくるために 3-1. 子どもたちの興味・関心を捉える 3-2. 子どもたちの学びの文脈を捉える 3-3. 子どもたちの学習の場を広げる 4. まとめ

    1. 「楽しい!」「もっとしたい!」そんな言葉聞きたくないですか?

    • 「え〜、もう終わり!?」
    • 「もっとしたいねんけど!」

    そんな子どもたちの声、聞いてみたくありませんか?
    そして、このような声が自然と聞こえる授業は、子どもたちが「主体的」に学習に取り組めている証と言えるでしょう。
    「初等中等教育における教育課程の基準等の在り方について(諮問)」(令和6年12月25日 中央教育審議会)でも、顕在化している課題の1つとして「主体的に学びに向かうことができていない子供の存在」が挙げられており、主体的な学びを引き出す授業づくりは、ますます重要なテーマとなっています。

    文部科学省の「主体的・対話的で深い学びの実現(『アクティブ・ラーニング』の視点からの授業改善)について(イメージ)」では、子どもが主体的に学習に取り組む姿を、『学ぶことに興味や関心をもち、自己のキャリア形成の方向性と関連づけながら、見通しをもって粘り強く取り組み、自己の学習活動を振り返って次につなげる』と示しています。


    ここからは、

    • ・国語の授業で、子どもたちが「学ぶことに興味や関心をもてる」ようにするためには、どうすればよいのか。
    • ・子どもたちが「楽しい!」「もっとしたい!」と感じる国語の授業をつくるには、どうすればよいのか。

    という2つの問いについて考察していきます。


    2. 「子ども」を主語にした授業づくりへの転換

    私はこれまで、教師が学習材を提示し、単元の学習課題や1時間の「めあて」「課題」などを設定し、子どもたちがそれに取り組むという、「教師が主語」の授業を展開してきました。しかし、そのような授業では、子どもたちが興味をもてずに遊び始めたり、窓の外を眺めていたりする様子が見られました。

    子どもたちが「学ぶことに興味や関心をもてる」ようにするためには、様々な方法が考えられます。中でも、私が特に重要だと考えるのは、「子ども」を主語にした授業づくりへの転換です。
    以下では、実践例を交えながら、その考えを具体的に述べていきます。

    3. 「子ども主語」の国語授業をつくるために

    3-1. 子どもたちの興味・関心を捉える

    子どもたちが過去にどのような活動を「楽しい!」と感じてきたのか、普段どのような「学習形態」や「遊び」に夢中になっているのか。そうした子どもたちの姿を丁寧に観察し、国語の授業に少しでも取り入れることができれば、子どもたちは学習に興味をもち、主体的に取り組むようになるのではないでしょうか。

    写真1 光村図書・6年「やまなし」の言語活動

    写真1は、光村図書6年「やまなし」の授業で行った言語活動の様子です。子どもたちは普段から、登場人物やキャラクターになりきる活動を好んで行っており、休み時間には教室にあるパペットや人形と楽しそうに遊んでいます。そこで、この単元では、ペープサートを通して「やまなし」の世界観を表現する活動を中心に取り入れました。
    このように、子どもたちの興味や関心に基づいた言語活動を設定することで、休み時間や放課後まで熱心に取り組む姿が多く見られました。

    3-2. 子どもたちの学びの文脈を捉える

    写真2 学年の初めの国語授業

    また、子どもたちのこれまでの学びのつながりを意識するために、学年の初めには、「過去にどのような学習をしてきたのか」「どんな力がついたのか」を振り返り、共有する時間を設けています。そうすることで、単元の初めには【写真3】のように、子どもたちは学習内容に応じて自分たちで活動を選び、主体的に学びを進められるようになります。

    3-3. 子どもたちの学習の場を広げる

    スティーブン・R・コヴィーは、著書『7つの習慣』(2013)の中で、主体性を「人間として自分の人生に対して自ら選択し、自ら責任をとるということ」と定義しています。また、文部科学省の「主体的・対話的で深い学びの実現(『アクティブ・ラーニング』の視点からの授業改善)について(イメージ)」(2017)では、「主体的な学び」を、「学ぶことに興味や関心を持ち、自己のキャリア形成の方向性と関連づけながら、見通しをもって粘り強く取り組み、自己の学習活動を振り返って次につなげる」ことと捉えています。

    国語の授業においても、子どもたちが「やりたい!」ことを「自己選択・自己決定」できる機会を増やし、学習計画を立て、見通しを持って学習を進められる環境を整え、学習の場を広げていくことで、「楽しい!」「もっとしたい!」という主体性を引き出すことができるでしょう。

    写真3 単元開きの際の板書

    「春風をたどって」(光村図書・3年)の学習では、「登場人物の行動から気持ちを読み取る力をつける」という共通の学習課題を設定しながら、これまでの経験をもとに「音読劇」「行動に線を引き気持ちを想像する」「音読発表会」の3つの活動から表現方法を子どもたちが選べるようにしました。
    このように、「自己選択・自己決定」できる場があることで、

    • 「ぼくは、劇が好きだから劇をしたい!」
    • 「音読で読み聞かせみたいにしたい!」

    といった子どもたちの声が挙がり、主体的に活動に取り組むことができました。

    図1 「聞いて、考えを深めよう」(光村図書6年)における選択場面
    図2「聞いて、考えを深めよう」(光村図書・6年)学習計画

    光村図書・6年「聞いて、考えを深めよう」の単元では、「インタビューの中で、自分の思う『学校の良さ』と、先生の思う『学校の良さ』を比べながら聞く」という共通の学習課題を設定しつつ、図1のように、インタビューする先生、発信方法、まとめ方などを子どもたちが選択できるようにしました。また、「自己選択・自己決定」を促し、自分自身で計画を立てられるように、振り返りシートを共有し、学習の進捗状況を振り返りながら、必要に応じて計画を調整できるようにしました(図2)。これらにより、子どもたちは見通しをもち、自分たちから進んで学習に取り組むことができました。


    4. まとめ

    「子どもたちの興味や関心を見取る」こと、そして「子どもたちの学びの場を広げ、自己選択・自己決定」できるようにすることは、「子ども主語」の国語授業を構築する上で非常に重要な要素です。ただし、どのような活動でもよいというわけではありません。各単元で「何を学習するのか」という目標をしっかりと共有し、子どもたちの活動の様子から学びの価値を見いだすことが不可欠です。

    私自身も、これからも「子ども主語」の国語授業を、子どもたちと共に創り上げていきたいと考えています。


    〔引用・参考文献〕

    • ・文部科学省(2017)「主体的・対話的で深い学びの実現(「アクティブ・ラーニング」の視点からの授業改善)について(イメージ)」
    • ・文部科学省(2017)「【国語編】小学校学習指導要領(平成29年度告示)解説」
    • ・スティーブン・R・コヴィー(2013)『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』 キングベアー出版
    • ・木村明憲(2023)『自己調整学習 主体的な学習者を育む方法と実践』明治図書
    • ・達富洋二(2023)『ここからはじまる国語教室』 ひつじ書房

    小西敦司(こにし・あつし)

    大阪府・摂津市立三宅柳田小学校

    明日の国語授業を語る会 理事

    ← 戻る

    おすすめ記事

    「ことなる見方」「言葉と事実」

      有料記事

      「ことなる見方」「言葉と事実」

      -事例の順序や類例を考え、筆者の主張をしっかり受け止める説明的文章の授業-

      教材「ことなる見方」では、同じ物事でも異なる捉え方があるということを、実際の図形の例示によって、体験的に、わかりやすく示されています。そのため、続く「言葉と事実」の学習では、言葉の受け取り方においても同じであるという主張が理解しやすく、事例やその順序といった説明の工夫について追究したくなるでしょう。 今回は小崎景綱先生(埼玉県・さいたま市立新開小学校)に、本文の事例について、身近にある類例に置き換えたり、順番の入れ替えが可能か検討したりする活動を行うことで、説明文への自分なりの興味・関心がもてるような、授業提案をいただきました。

      詳しく読む

      5年 ことなる見方 明日から実践!先取り授業 言葉と事実

      2025年6月19日
       Q同僚と共に授業づくりを楽しむために

        有料記事

        Q同僚と共に授業づくりを楽しむために

        国語の授業づくりを勉強し、実践を続けると、子どもたちに言葉の力が付いてきたことを実感し、嬉しくなったことがあるのではないでしょうか。でも、そのとき育った言葉の力は、学年が変わっても、担任が替わっても、同じように伸ばしてあげる必要があります。学校の先生を巻き込んで、国語授業づくりを楽しんでいきましょう。

        詳しく読む

        お悩み相談室 新コーナー2025

        2025年6月19日
        「せっちゃくざいの今と昔」 ―どうする?! 要約文―

          有料記事

          「せっちゃくざいの今と昔」

          ―どうする?! 要約文―

          本教材「せっちゃくざいの今と昔」は、本文の中から、伝えたいことを要約し、しょうかいすることが学習のめあてとなっています。 今回は藤平剛士先生(神奈川県・相模女子大学小学部)に、つまづきがちな「要約を書く」ことについて、「要点」「要約」「要旨」について整理することで、「要約の書き方」の基本型を提示していただき、実際の授業展開においてどのように指導をすればよいのかまで、提案いただきました。

          詳しく読む

          3年 せっちゃくざいの今と昔 新教材

          2025年6月12日
          「自分事」意識を引き出す国語学習サイクルによる授業展開:「問い」の決定 3年「まいごのかぎ」

            有料記事

            「自分事」意識を引き出す国語学習サイクルによる授業展開:「問い」の決定

            3年「まいごのかぎ」

            小泉芳男先生(広島県・広島市立袋町小学校)に、子どもたちが学びを自分事として捉え、自立した学びの構えが獲得できていく授業づくりについて、ご提案をいただきました。問いを自分たちで考え、問いたいことを共有、吟味していくことで、教材と自分との接点が見いだせてゆくことが取り上げられます。

            詳しく読む

            3年 まいごのかぎ 明日から実践!先取り授業

            2025年6月12日
            Q.低学年における ICT端末の 効果的な活用とは?

              有料記事

              Q低学年における ICT端末の効果的な活用とは?

              1人1台に整備されたICT端末。授業のなかで効果的に使えているでしょうか。今回は、比江嶋哲先生(宮崎県都城市立有水小学校)に、ICT端末を使うことそのものを目的とするのではなく、学びを深めたり、広げたりするために効果的に取り入れる方法を回答いただきました。

              詳しく読む

              お悩み相談室 新コーナー2025

              2025年6月5日
              「アイスは暑いほどおいしい?」/「雪は新しいエネルギー」 ―図やグラフと文章をつなぐ説明文学習―

                有料記事

                「アイスは暑いほどおいしい?」/「雪は新しいエネルギー」

                ―図やグラフと文章をつなぐ説明文学習―

                今回は本教材について、沼田拓弥先生(東京都・八王子市立第三小学校)に、文章の構造と内容をシンプルに把握することからはじめ、資料と文章のつながりをスモールステップで精査・解釈することで、全員が参加できるような授業づくりをご提案いただきました。

                詳しく読む

                6年 アイスは暑いほどおいしい? 新教材 雪は新しいエネルギー

                2025年6月5日
                カテゴリー
                • 国語探究つくばゼミ
                • 明日から実践!先取り授業
                • 5分でわかるシリーズ
                • つくば授業参観
                • 新教材の授業づくり
                • 教師の必読書
                • お悩み相談室
                • 教室にひらく えほんの扉
                学年で絞り込む
                • 1年
                • 2年
                • 3年
                • 4年
                • 5年
                • 6年
                教材で絞り込む
                • ヒロシマのうた
                • 平和のとりでを築く
                • スイミー
                • つり橋わたれ
                • ごんぎつね
                • じどう車くらべ
                • はたらくじどう車
                • いろいろなふね
                • 固有種が教えてくれること
                • モチモチの木
                • どうぶつ園のじゅうい
                • 帰り道
                • こまを楽しむ
                • 言葉で遊ぼう
                • 白いぼうし
                • さとうとしお
                • 世界にほこる和紙
                • 『鳥獣戯画』を読む
                • たぬきの糸車
                • すがたをかえる大豆
                • プラタナスの木
                • さけが大きくなるまで
                • たんぽぽのちえ
                • きまったぜ
                • ウナギのなぞを追って
                • 大造じいさんとガン
                • 馬のおもちゃの作り方
                • くらしの中の和と洋
                • スーホの白い馬
                • 和の文化を受け継ぐ
                • ありの行列
                • 海の命
                • どうぶつの赤ちゃん
                • おにごっこ
                • お手紙

                運営会社:東洋館出版社

                • 特定商取引法について
                • プライバシーポリシー
                • 利用規約
                • お問い合わせ
                • よくあるお問い合わせ
                • 決済と解約について
                © 2025, 子どもと創る「国語の授業」web
                • 選択結果を選ぶと、ページが全面的に更新されます。