子どもと創る「国語の授業」
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探究型国語授業
―2年「スイミー」(光村図書)-
国語授業が教科書の中だけ、授業の中だけで、閉じられることなく、授業がきっかけとなって国語を学び続ける子どもたちを育てたい。 そこで、「探究型国語授業」を提案したい。「探究型国語授業」を以下のように定義する。 変化の激しい現代の社会、これから子どもたちが生きていく予測困難な時代においては、答えのない問題を解決していかなければならない。 教室で学んだ国語の学びを、答えのない問題であふれる実際の地域社会へ出て、誰かのため、社会のために、探究しながら生かす。 そんな経験をしてこそ、真に生きて働く言葉の力が育まれるのではないかと考える。
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「スイミー」
-子どもの追究意識に寄り添った展開を-
「子どもが主体的に読み込んで考えを深めていく姿」を実現させることは多くの先生方の願いである一方で、簡単なことではありません。今回は、山本真司先生(南山大学附属小学校)に「スイミー」を教材に、子どものもった疑問や考えに寄り添い、子どもたちの声をつなぎながら展開していく授業を提案していただきました。子ども同士のやりとりが具体的で、授業づくりの参考になること間違いなしです。
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「スイミー」を使った単元づくり
「スイミー」は、レオ=レオニによって文も絵も書かれた作品です。大きなまぐろにきょうだいたちを食べられてしまったスイミーが、仲間と力を合わせてまぐろを追い出す展開は、子どもが大好きなハッピーエンドストーリーとなっています。登場人物や構成を捉えやすく、複数の教科書に取り上げられています。