子どもと創る「国語の授業」
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探究型国語授業
―2年「スイミー」(光村図書)-
国語授業が教科書の中だけ、授業の中だけで、閉じられることなく、授業がきっかけとなって国語を学び続ける子どもたちを育てたい。 そこで、「探究型国語授業」を提案したい。「探究型国語授業」を以下のように定義する。 変化の激しい現代の社会、これから子どもたちが生きていく予測困難な時代においては、答えのない問題を解決していかなければならない。 教室で学んだ国語の学びを、答えのない問題であふれる実際の地域社会へ出て、誰かのため、社会のために、探究しながら生かす。 そんな経験をしてこそ、真に生きて働く言葉の力が育まれるのではないかと考える。
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俯瞰的に読ませる発問の工夫をした「どうぶつ園のじゅうい」
今回は比江嶋哲先生(宮崎県・都城市立有水小学校)に、「構成」「付けたい力」「筆者の主張」の3点を意識した発問を行い、文章の構造や説明の工夫といった全体のつながりを意識できるようにすることで、俯瞰的に説明文を読む力が身に付く授業づくりをご提案いただきました。
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「たんぽぽ」
-国語科の学びと子どもの意欲のバランスを意識した授業づくり-
本教材「たんぽぽ」について、後藤竜也先生(東京都・調布市立八雲台小学校)に、子どもたちが楽しいと思う、たんぽぽについての内容を大切にしながらも、時間や順序に関する書かれ方に気づけるよう、たんぽぽの特徴への関心から考えが広がっていくようにする、授業づくりについてご提案いただきました。
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「はるねこ」
—登場人物のしたことや気持ちに気をつけて読もう-
新教材「はるねこ」は、「あや」のもとに手紙が届く場面から物語は始まり、「はるねこ」との不思議な出来事の回想場面をはさんで、現在の場面に戻ってくる額縁構造となっています。小学校で二度目の春を迎える2年生にとって、春の訪れについて、想像が膨らみワクワクするようなファンタジー作品です。 今回は柘植遼平先生(昭和学院小学校)に、会話文から登場人物の気持ちや様子を想像する力を育むために、リーダー「…」の部分に着目したり、登場人物の気持ちをふまえて音読の仕方を考えたりする学習活動をご提案いただきました。
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子どもに委ねる国語の授業
-2年「アレクサンダとぜんまいねずみ」レオ=レオニ作品を読む-
4月の学級開きは、子どもたちが育つ学級の姿をイメージすることから始めます。 昨年はどのような1年間でしたか。 私自身を振り返ると、「子どもに委ねる」をテーマに考えることが増えました。これまでは、あるべき姿を求め過ぎて、教師が出過ぎていたようにも思います。 子どもが自ら考えるための力を奪っていたのではないかと考えると、「どこまで子どもに委ねていいのか。教師の出方はどうなのか」といった新たな課題が見えてきます。 今回は、指導計画の大枠を教師がデザインし、読みを深める過程を子どもに委ねる授業を目指していきます。