子どもと創る「国語の授業」
有料記事
「模型のまち」
―全体と細部を行き来して読み深める文学の授業―
新教材「模型のまち」では、中心人物「亮」の、ひろしまのまちへの捉え方の変容が、色彩の描写を通して読み取れるよう工夫されています。「模型」といった、今でも昔のそのままの姿でもない仮初の存在と、亮が経験した夢のような出来事が重なり、白の中にビー玉の色が交わる描写が印象的です。 今回は橋爪秀幸先生(大阪府・豊中市立熊野田小学校)に、亮の「ビー玉」「模型のまち」の捉え方の変容について、色の象徴表現や細部の読みの精査・解釈を通して、対話的に深められる授業づくりの工夫をご提案いただきました。
有料記事
「宇宙への思い」
―文章を読み比べ、テーマに対する自分の読みを表現する―
「宇宙への思い」、みなさんならどのようなことを考えるでしょうか。本教材では3人の著者が、宇宙への関わり方と未来に備えた課題や考えを、それぞれの異なる立場から述べています。いずれも、宇宙に携わる研究や仕事を通して、人間の可能性が広がることを望んでいることがわかります。 今回は三浦剛先生(東京学芸大学附属世田谷小学校)に、宇宙についての率直な感想や考えを交流し合い、自分なり読みの構えをつくり本教材に臨むことで、「読むこと・考えること」のおもしろさを実感できる授業づくりをご提案いただきました。
有料記事
「せんねん まんねん」「名づけられた葉」
―詩に込められた思いを考えよう―
何のために、どのような力を身につけるために詩の授業を行うのか。普段、詩の授業について、あまり考える時間が取れていないことはないでしょうか。しかし、詩の特性を押さえた授業づくりを行うことで、言葉のイメージや感性を豊かにすることができる、貴重な時間となるかもしれません。 今回は学習材「せんねんまんねん」「名づけられた葉」において、中野紗耶香先生(東京都・国分寺市立第三小学校)に、詩の授業で押さえたい点を整理し、題名・リズムなどに注目することで、言葉の推測から作者の思いを自分なりに読み取る力を伸ばす授業づくりについてご提案いただきました。