
「笑うから楽しい」「時計の時間と心の時間」「主張と事例」の3つの教材を読みとらせる単元デザイン
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執筆者: 比江嶋 哲
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単元名:主張と事例の関係をとらえ、自分の考えを伝え合おう
教材:「笑うから楽しい」/「時計の時間と心の時間」/情報「主張と事例」(光村図書・6年)
教材「時計の時間と心の時間」は、「心の時間」はそのときの状況や一人ひとりで感じ方が異なることを、わかりやすい例から実験の事例へと順に挙げて説明し、正確な「時計の時間」と合わせてどのように生活すべきなのか、読者に考えるきっかけを与えてくれます。
今回は比江嶋 哲先生(宮崎県・都城市立有水小学校)に、「〔練習〕笑うから楽しい」「時計の時間と心の時間」「〔情報〕主張と事例」を通して学習することで、「主張と事例の関係をとらえる」力が育めるような授業づくりをご提案をいただきました。
目次
本教材は、説明文の学習で7時間扱いの単元である。
その7時間の中に、次のような教材が含まれている。
6年生初めての説明文であるため、いわゆる「論理的な組み立て」を学ぶ絶好の機会である。
複数の教材を合わせた学習になるため、効果的な単元デザインを考えなければならない。実際、本教材に当てられる時間は3時間程度になる。
さらに6年生の子どもたちには、読解の力にも差が生まれている中で、どのように進めれば、目の前の子どもたちが無理なく、主体的に文章に向かっていけるのか悩むところである。
そこで、「付けたい力」を確実に身に付けられる単元構成をつくっていきたい。
単元名にあるとおり、本単元で「付けたい力」は、「主張と事例の関係をとらえる」である。筆者が自分の主張を理解してもらうために、どのように事例を挙げ、工夫しているのかを読みとることがねらいとなる。 具体的に子どもたちに投げかける学習課題としては、
になる。2つの教材を活用し、「筆者の主張」と「事例の工夫」をしっかり読み取らせることが大切になる。
「筆者の主張」と「事例の工夫」といっても、学習者全員が短い時間で自分の考えをもてるとは限らない。各々の読解力に差がある場合、学びの入り口にどの子どもも立てるような発問が必要になる。そこで、自分の立ち位置をもって互いが議論に参加できるように、「いくつになるのか」「どっちなのか」、シンプルに答えやすい発問を活用する方法を提案したい。
発問は次のようなものである。
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