
Q 教材との効果的な出合わせ方とは?
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執筆者: 迎有果
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たとえ教科書の順番通りの教材で授業を行うとしても、教材ごとに最初の出合い方を一工夫するだけで、子どもたちの「読みたい!」「知りたい!」「なんでだろう?」という教材に向かう姿勢は変わってきます。
今回は、迎有果先生(筑波大学附属小学校)に、主体的な読みにつながるための教材との出合い方を回答いただきました。
目次
子どもたちにどのように教材に出会わせたらよいのか悩んでいます。物語文や説明文では、題名読みなどがありますが、子どもたちが読みたいと思える出合い方を知りたいです。
教材との出合いではワクワク感を大切にしています。子どもの発達段階や教材の特徴によっても切り口は変えられるため、国語では教材との出合いを無限に工夫することができるわけです。
子どもの「読みたい」「知りたい」という気持ちを高めるために、【教材の特徴】と【学級の子どもたちの姿】を意識して教材研究するようにしています。
今回は出合わせ方 の例をいくつかお示しします。
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