
説明文におけるリフレクション型国語科授業の展開 -「時計の時間と心の時間」(光村図書・6年)を例に-
|
執筆者: 白坂 洋一
|
これまでの連載では、主に物語文を取り上げ、リフレクション型国語科授業の具体を紹介してきました。今回は、説明文を取り上げます。説明文で問いをつくるのは難しいと言われます。それは、テキストが論理で組み立てられているからです。
リフレクション型国語科授業の授業原理は、「問いを学習者である子どもが決める」ことです。そのため、説明文においても、この問いを立てる授業場面が、1つの要所になるといえるでしょう。
では、説明文で問いを立てる際のポイントはどこにあるのでしょうか。
それは説明文の場合、問いを「筆者」に向けて立てるところにあります。説明文の内容も、述べ方も、主張も、それを束ねるのが筆者です。筆者に向けて問いを立てていくことで、読むことが機能するといえます。
そこで、本稿では、「時計の時間と心の時間」(光村図書・6年)を例に、問いを立てる場面で大事にしたいポイントを紹介します。その上で、決まった問いで、どのような読み合いが展開されたのかを紹介します。
今月の「教師の必読書」をご紹介いただくのは、赤木詞友先生(福岡県・北九州市立鴨生田小学校)です。子どもの学び方自体が問い直されている今、授業観、教師観自体も大きく変わろうとしています。これからの教育についてリードする著者の、バイブルともいえる1冊を紹介いただきました。
有料記事
今回は沼田拓弥先生(東京都・八王子市立第三小学校)に、名言カードの作成という表現活動に向けて、岩谷さんにインタビューをするという想定で本文を読み深めることで、おのずと要点をしぼって文をまとめる意識が育まれるという、ユニークな授業づくりのアイデアについてご提案いただきました。
有料記事
提案:日常生活で発揮できる学びを 南山大学附属小学校 山本真司
2025年全国国語授業研究大会 2年 紙コップ花火の作り方/おもちゃの作り方をせつめいしよう
有料記事
提案:文学的文章を交流しながら俯瞰的に読める単元づくり 宮崎県・都城市立有水小学校 比江嶋 哲
2025年全国国語授業研究大会 3年 ちいちゃんのかげおくり