
リフレクション型国語科授業の展開
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執筆者: 白坂 洋一
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リフレクション型国語科授業は、学習者である子どもたちによる「問いづくり → 読み合い → 問いの評価」を位置付けて展開しています。これまでの国語科授業では、主に教師の発問によって、思考の文脈が形成されていました。言い換えると、子どもたちは、教師の発問に対する答えを探す営みをしていたといえるでしょう。その姿は、どこか受動的でもあります。
これからは子どもたちの「学び」に重心を置き、教師の立ち位置は、学習者同士の相互交流を促すこと、学びの状況を把握してリフレクションを促すことに力を注いでいく必要があると考えています。この考えをもとに、「子どもの論理」で創る国語授業研究会では、授業の具体として「リフレクション型国語科授業」を提案しています。
教師の発問によって授業を構成していくのではなく、学びの文脈の中で教師の「問いかけ」によって、子どもたちが教材の特性にふれることができるようにしています。実践を重ねる中で、授業者として強く思うことは、「発問≠問いかけ」ということです。発問は、教える側と学ぶ側の筋を一致させる授業展開の要であり、学習者の思考を促すとともに、授業の中心的役割を担う授業技術ですが、その一方で考えなければならないのは、国語科における発問は、教師の教える筋が重視されていたといわざるを得ません。
今回は「リフレクション型国語科授業」について、紹介していきます。
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6年 主張と事例 明日から実践!先取り授業 時計の時間と心の時間 笑うから楽しい