子どもと創る「国語の授業」
「うみのかくれんぼ」
-論理(つながり)を捉える力を育もう-
今回は石原厚志先生(東京都・立川市立新生小学校教諭)に、「うみのかくれんぼ」(光村図書 1年)について、なぜその文が書かれているのか、なぜその順番なのか、文と文のつながりを丁寧に確かめることで、論理(つながり)を意識して読む力が育まれるようになる授業づくりを、提案していただきました。
「どうぶつ園のかんばんとガイドブック」の授業づくり
新教材「どうぶつ園のかんばんとガイドブック」(東京書籍 2年)では、かんばんとガイドブックの書かれ方や内容を比較し、違いを発見することを通して、読み手にとってわかりやすい説明とは何か、説明の仕方と目的について学習することができます。 今回は中野裕己先生(新潟大学附属新潟小学校・指導教諭)に、子どもたちがかんばんとガイドブックを比較する上で、どのようにすればその精度を上げられるのか、導入と内容の整理の方法についてご紹介いただきました。
新教材「つぼみ」
-旧教材「くちばし」と見比べて読み、「問い」と「答え」の関係を深めよう!-
1年生はじめての、説明文の学習となる新教材「つぼみ」(光村図書 1年)では、「問い」と「答え」が明確に示されることで、説明文とはある事柄について筋道を立てて説明するものであることを、学習者が押さえることができます。 今回は笠原冬星先生(大阪府・寝屋川市立三井小学校教諭)に、子どもたちが文章を読み比べることを通して、説明文の特徴や構成に意識的になることができる授業づくりを、提案していただきました。
つながりで読む国語の授業づくり
―2年・「すみれとあり」―
「伏線」と聞くと、物語文を思い浮かべる方が多いでしょう。 説明文においても伏線を意識することで学びを広げていくことができます。 今回は、2年1学期において、学ぶことを楽しむ姿勢を育てていくための学習の様子を紹介します。 なお、2年生に伏線という用語は難しいので、「つながり」を考えて学習することの大切さとして伝えています。
5分でわかる 学習者の思考を叙述へと誘う挿絵の活用法
今月の5分で分かるシリーズは、木𠩤先生(山口県・長門市立仙崎小学校)に、物語文の学習でよく行われる挿絵を並び替える学習活動をあらためて問い直し、充実した活動になるコツを紹介していただきました。ヴィジュアル・シンキング・ストラテジーズ(VTS)といった教育プログラムを導入することで、子どもたちが挿絵を観て、対話を通して物語を想像し、ワクワクしながら自分なりの解釈と読みをもつことにつながります。
「インターネットは冒険だ」
-「要旨をまとめる」とは何か? をおさえて読もう-
今回は、田中元康先生(高知県・高知大学教職大学院教授/高知大学教育学部附属小学校教諭)に、教材「インターネットは冒険だ」(東京書籍・5年)の授業づくりの工夫について、紹介していただきます。説明文の学習で当たり前のように行われる「要旨をまとめる」とはどういうことなのか。あらためてその意味や方法を確認しながら学ぶことで、汎用的な読みの力が育ちます。