「うみのかくれんぼ」 -論理(つながり)を捉える力を育もう-
|
執筆者: 石原 厚志
|
単元名:よんで たしかめよう
教材:「うみのかくれんぼ」(光村図書 1年)
今回は石原厚志先生(東京都・立川市立新生小学校教諭)に、「うみのかくれんぼ」(光村図書 1年)について、なぜその文が書かれているのか、なぜその順番なのか、文と文のつながりを丁寧に確かめることで、論理(つながり)を意識して読む力が育まれるようになる授業づくりを、提案していただきました。
目次
1年生の説明文。
文章は長くなく、構成もシンプルで、内容理解も難しくはない。
しかしそこには、説明文を読むことを通して身に付けるべき「論理的思考力」(読み方)が確実にある。しかもそれは、学年や教材が変わっても、繰り返し出合うことになる論理であり、この先積み重ねていく読み方の土台となる、非常に重要なものである。
論理とは「つながり」のことであり、授業で大切なことは、教材文を読む中で無意識に捉えていたつながりを、自覚的に捉えることができるようにすることである。
本教材においては次のようなつながりが挙げられる。
