子どもと創る「国語の授業」
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読後感から始まる国語科授業づくり①
-4年・「白いぼうし」—
文学の授業における、初発の感想を書かせるという活動に替わるものとして、「読後感」を書くという実践を以前掲載した。これを基にした授業づくりについてこれから述べていきたい。 文学作品に出合ったときの新鮮な気持ちを大切にしたいと思う。教師主導で学習課題を設定することもあるだろうが、やはり子どもが自ら読んでいくための問いをもてるようにするためにはどうしたらよいかと考えたとき、読後感から問いをつくっていくということは、その1つの方法であると考える。
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リフレクション型国語科授業の展開
-立てた問いでの読み合い、その授業展開-
リフレクション型国語科授業は、「問いづくり →読み合い →問いの評価」を位置づけて展開しています。 前回は、物語「ごんぎつね」を例に、どのように問いを立てていくのか、「問いづくり」に焦点を当てて授業展開を紹介しました。具体的に、「問いづくり」の授業の実際と、そこでの教師の関わりについて、知っていただけたかと思います。
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ChatGPTを活用した国語科授業
-3年・「すがたを変える大豆」の授業実践-
ChatGPTとは、OpenAI社が開発した生成AIである。大規模なテキストデータを学習して、人間のようなテキスト生成や自然な対話を行うことができる。 ChatGPTなどの生成AIにはメリットがある一方で、デメリットもある。そもそもChatGPTに関する利用規約上の年齢制限は、13歳以上であり、18歳未満の場合は保護者同意が必要とされている
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「どうぶつ園のじゅうい」で「読む・書く」力をつける授業づくり
「どうぶつ園のじゅうい」は、獣医である筆者が自分の一日の仕事について時系列で説明した文章です。〈はじめ・中・おわり〉の三部構成で、〈中〉の部分に仕事内容が述べられ、筆者がしたこととその理由が説明されています。 説明文ですが、「ひとあんしんです」「ようやく長い一日がおわります」のように、筆者の思いや心情が記されている点が特徴的です。
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個別最適な学びをつくる前夜
個別最適な学びは、子どもが自分の課題意識をもち、自分の学び方で課題を解決していくという学びのプロセスである。これは、「主体的・対話的で深い学び」と軸を同じにする考え方であり、子どもを主語にした学びの姿そのものであるといえる。 逆に言えば、1人でも学ぶことのできる主体性のある学び手を育てなければ、個別最適な学びは成立しない。何をどうすればよいのか変わらない学び手は、自分の学びのスタイルをもてていない。学ぶ力を育てることが、学び手を育てることだ。
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様々な「対話」で授業をつくる
-文学作品を読む-
国語科の授業で陥りがちなことがある。それは、積極的に対話している姿から、「対話によって子どもの思考が深まった」と短絡的に判断してしまうことである。