子どもと創る「国語の授業」
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「友情のかべ新聞」で自分なりの『読み』をもち、子どもの『問い』に臨む
本教材「友情のかべ新聞」は、対立していた東君と西君が、失敗を隠そうとする中でお互いを理解し、友情を深めていく物語です。2人の変化を観察・推理する、いわゆる探偵視点の語り手である「ぼく」も、クラスや人間関係に関心をもつように変容しています。 今回は山本純平先生(東京都・江東区立数矢小学校)に、本教材の授業づくりを行うに当たって、「何が、どうして、どのように変化したのか」叙述から丁寧に整理をする教材研究の方法をご提案いただきました。子どもの「なぜ?」を引き出し、なぞについて整理し、読み進めたくなる意欲を生む仕掛けが見いだせることでしょう。
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「ぼくのブック・ウーマン」
-違いを愉しむ国語授業-
今回は久住翔子先生(新潟大学附属長岡小学校)に、本教材の挿絵や時代背景への着目を通して想像力を広げ、自分の考えや価値観と結び付け、物語の続きを書く創作活動を取り入れた授業づくりをご提案いただきました。 自らの創作した作品を共有・対話する中で、他者の異なる視点や表現を受け入れ、その違いを愉しむ姿勢を育むことができます。
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スワンレイクのほとりで
―見方・考え方を育み、読む力をつける授業づくりー
今回は小島美和先生(東京都・杉並区立桃井第五小学校)に、場面分けや「描写」と「説明」の違いに注目することで、「歌」の気持ちを読み取りやすくする授業づくりについてご提案いただきました。自身の経験と結び付けながら登場人物の変容を考えることで、様々なものの見方・考え方に気づくことができる工夫となっています。
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「給食だより」を読みくらべよう
―大森先生へ手紙を書こう―
今回は、流田賢一先生(大阪府・大阪市立堀川小学校)に、給食だよりの作者である大森先生へ、「どちらの給食だよりがよいと思ったのか」について手紙を書くという課題を設けた授業づくりをご提案いただきました。この課題を通して、2つの文章を比較し、よいと思った根拠をしっかりともち、自分の考えを表現する力を育めます。
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「永遠のごみ」プラスチック
―重ね読みから自分の考えをもつ説明的文章の授業づくり―
今回は本教材の授業づくりにおいて、田中元康先生(高知大学教職大学院 教授/高知大学教育学部附属小学校 教諭)に、本文と資料①②を合わせて読み、それぞれの主張と説明の仕方を子どもたち自身でまとめるという学習活動についてご提案をいただきました。その活動を通して、筆者の考えと相対化された自分なりの考えをもつことができ、発表へ向け、わかりやすい説明の工夫にも意識的になることでしょう。
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「せっちゃくざいの今と昔」
―どうする?! 要約文―
本教材「せっちゃくざいの今と昔」は、本文の中から、伝えたいことを要約し、しょうかいすることが学習のめあてとなっています。 今回は藤平剛士先生(神奈川県・相模女子大学小学部)に、つまづきがちな「要約を書く」ことについて、「要点」「要約」「要旨」について整理することで、「要約の書き方」の基本型を提示していただき、実際の授業展開においてどのように指導をすればよいのかまで、提案いただきました。