物語「みきのたからもの」を想像豊かに楽しむ国語の授業
|
執筆者: 石原 厚志
|
本教材は、宇宙人との出会いと別れを描いた心温まる物語文です。しかし、宇宙から来たのになぜ名前がナニヌネノンと日本語みたいなのか、なぜ言葉が通じるのか、どうしてカードをなくしたのか、など謎が多いです。ナニヌネノンの姿が一切わからないこともあり、書かれていないことまで、どんどん想像力を膨らませたくなる内容となります。
今回は石原厚志先生(東京都・武蔵野市立第一小学校)に、本教材の行動描写や会話文から、人物の関係性や気持ちの変化を読み取り、想像できるようになる授業づくりをご提案いただきました。叙述を根拠にしながら、段階的に人物の心情に迫る「なかよしレベル」のアイデアにご注目ください。
目次
本教材は、「みき」という女の子と宇宙人「ナニヌネノン」との心温まるやり取りを描いたファンタジー作品であり、子どもが「いいな」「おもしろいな」「ふしぎだな」と思う場面を多く見つけることができる教材である。「すきなところ」を探しながら読み、その理由とともに作品を紹介する文章を考えていくことで、作品を読み味わう。
友だちと意見を交流しながら、本を読む楽しさを味わい、読書の世界を広げていくことを目指していくための教材である。
