コンテンツに進む

カートは空です

TOPへ戻る

アカウントをお持ちですか?

ログインすることで、チェックアウトがスピーディーに行えます。

あなたのカート

読み込み中…

キャンセル返金不可

小計

¥0 JPY

税込み価格です
カートを見る
  • 国語探究つくばゼミ
  • 明日から実践!先取り授業
  • 5分でわかるシリーズ
  • 新教材の授業づくり
  • 教師の必読書
  • お悩み相談室
  • 教室にひらく えほんの扉
  • 【便利な使い方】
ログイン
    子どもと創る「国語の授業」web
    • 国語探究つくばゼミ
    • 明日から実践!先取り授業
    • 5分でわかるシリーズ
    • 新教材の授業づくり
    • 教師の必読書
    • お悩み相談室
    • 教室にひらく えほんの扉
    • 【便利な使い方】
    カート
    00個のアイテム
    ログイン

    登場人物との対話を通して物語世界を広げ、深める「くじらぐも」の授業デザイン

    ホーム / 登場人物との対話を通して物語世界を広げ、深める「くじらぐも」の授業デザイン

    登場人物との対話を通して物語世界を広げ、深める「くじらぐも」の授業デザイン

    執筆者: 三笠 啓司

    |

    2025年7月10日

    単元名:おもいうかべながらよもう

    教材:「くじらぐも」(光村図書・1年下)

    本教材「くじらぐも」には、音読により動作化が自然と促されるセリフが多く、物語に没入しやすい作品です。身近にある運動場が場面となり、登場人物になっての会話づくりなど、「追体験」がしやすく、想像力を働かせやすい内容となっています。
    今回は三笠啓司先生(大阪教育大学附属池田小学校)に、本文を読み、動作化したりフキダシを用いて会話文を想像したりして、登場人物と同化してゆく学習活動についてご提案いただきました。物語のファンタジー性とごっこ遊びが好きな子どもの発達段階を結びつけ、日常と非日常を行き来する想像力が養われることでしょう。

    目次

    1. くじらぐもと過ごした特別な時間を味わう 2. 単元について 2-1. 教材について 2-2. 単元の目標 2-3. 単元計画(全8時間) 3. 授業の実際(第8時) 3-1. 本時のねらいと物語のプロットを捉え直す再話への学び 3-2. 授業の流れ(8時間目) 4.まとめ

    1. くじらぐもと過ごした特別な時間を味わう

    何気ない日常に現れた大きなくじらぐもは、1年2組の子どもたちを日常世界から非日常世界へ連れていく。1年2組の子どもたちと同じように、読者である子どもたちも、自然と物語世界の1人として物語世界へ引き込まれていく。「くじらぐも」の学習では、登場人物に同化して考えを表現したり、描かれていない物語世界を想像したりしながら、自分なりの物語世界を描くことが許容されている教材だといえる。
    「くじらぐも」の教材特性としては、

    • ・登場人物や場面設定と子どもたちとの重なり
    • ・動作化が生まれやすい教材のしかけ
    • ・教材のおもしろさが明確であること
    • ・幼児期におけるごっこ遊びの追体験の楽しさ

    などが挙げられる。
    空を見上げては、「くじらぐもがいるよ」とお話したり、友だちと手をつなぎ、「天までとどけ、一、二、三。」と遊んだり、「くじらぐも」という教材がいかに子どもたちの日常生活とシームレスにつながっているのかが、本文からよくわかる。このつながりを生かし、子どもたちが登場人物となって物語世界に入り込み、くじらぐもとのごっこ遊びによる追体験を通して、物語を豊かに味わうことができる単元をデザインする。
    特に、第二次の登場人物に同化し、くじらぐもと一緒に遊ぶ追体験を楽しむことができるように、以下の学習活動に取り組んでいく。

    • ①動作化を生み出す音読
    • ②吹き出し(心の声)を活用した登場人物への同化
    • ③登場人物同士での会話を想像する(登場人物との対話)
    • ④くじらぐもとの思い出の日記を綴る

    ①動作化を生み出す音読


    くじらぐもと一緒に体操をする場面、「ここへおいでよう。」とくじらぐもと子どもたちがお互いに誘い合う場面、「もっとたかく。もっとたかく。」とくじらぐもがみんなを応援する場面など、子どもたちが自然と動作化したくなるしかけが巧みに散りばめられている。実際に動作化を促しながら音読することで、くじらぐもと対話を楽しむ場を設定する。


    ②吹き出し(心の声)を活用した登場人物への同化


    吹き出しを心の声として、子どもたちと共有する。吹き出しを活用することで、自然と登場人物への同化を促し、子どもたち一人ひとりがくじらぐもと対話しながら読み深めていく楽しさを生み出していく。吹き出しは、授業への全員参加を促し、物語を読むことに課題を抱える子も参加しやすい手立ての1つでもある。


    ③登場人物同士での会話を想像する


    登場人物に同化し、子どもたち同士で会話を楽しむ学習活動を展開していく。登場人物になってお互いに会話することで、1年2組の子どもたちが感じたであろう、くじらぐもとの楽しい思い出をよりリアルに感じることができる。みんなと一緒にくじらぐもと遊んだからこそ、忘れられない1日になったことを実感できるようにしていく。


    ④くじらぐもとの思い出の日記を綴る


    学習の振り返りとして、くじらぐもに出会う場面、空にうき上がり、くじらぐもにのる場面、くじらぐもにのって青い空で遊ぶ場面、くじらぐもとお別れをする場面の日記を書く活動を設定する。出来上がった日記を見渡すことで、くじらぐもと過ごした楽しい思い出が立体的につながり始める。この日記を活用し、くじらぐもと過ごした楽しい思い出をお家の人にお話する言語活動に取り組んでいく。

    この記事は有料記事です。
    有料会員になると続きをお読みいただけます。

    有料会員に登録する

    会員の方は下記よりログインしてください。

    ← 戻る

    おすすめ記事

    授業観を磨くことができる1冊

      授業観を磨くことができる1冊

      今月の「教師の必読書」をご紹介いただくのは、赤木詞友先生(福岡県・北九州市立鴨生田小学校)です。子どもの学び方自体が問い直されている今、授業観、教師観自体も大きく変わろうとしています。これからの教育についてリードする著者の、バイブルともいえる1冊を紹介いただきました。

      詳しく読む

      教師の必読書

      2025年10月13日
      「風船でうちゅうへ」 ―筆者へのインタビューで名言エピソードを引き出す要約指導―

        有料記事

        「風船でうちゅうへ」

        ―筆者へのインタビューで名言エピソードを引き出す要約指導―

        今回は沼田拓弥先生(東京都・八王子市立第三小学校)に、名言カードの作成という表現活動に向けて、岩谷さんにインタビューをするという想定で本文を読み深めることで、おのずと要点をしぼって文をまとめる意識が育まれるという、ユニークな授業づくりのアイデアについてご提案いただきました。

        詳しく読む

        4年 新教材 風船でうちゅうへ

        2025年10月9日
        ワークショップ(6年・説明文)「宇宙への思い」

          有料記事

          ワークショップ(6年・説明文)「宇宙への思い」

          提案:子どもと学びの文脈をつくる説明文の授業 東京都・武蔵野市立第一小学校 石原厚志

          詳しく読む

          2025年全国国語授業研究大会 6年 宇宙への思い

          2025年10月9日
          ワークショップ(2年・説明文)「紙コップ花火の作り方/おもちゃの作り方をせつめいしよう」

            有料記事

            ワークショップ(2年・説明文)「紙コップ花火の作り方/おもちゃの作り方をせつめいしよう」

            提案:日常生活で発揮できる学びを 南山大学附属小学校 山本真司

            詳しく読む

            2025年全国国語授業研究大会 2年 紙コップ花火の作り方/おもちゃの作り方をせつめいしよう

            2025年10月9日
            ワークショップ(4年・説明文)「未来につなぐ工芸品」

              有料記事

              ワークショップ(4年・説明文)「未来につなぐ工芸品」

              提案:カリキュラム・マネジメントを活かした「My都道府県紹介!」 大阪府・枚方市立桜丘北小学校 笠原冬星

              詳しく読む

              2025年全国国語授業研究大会 4年 未来につなぐ工芸品

              2025年10月9日
              ワークショップ(3年・文学)「ちいちゃんのかげおくり」

                有料記事

                ワークショップ(3年・文学)「ちいちゃんのかげおくり」

                提案:文学的文章を交流しながら俯瞰的に読める単元づくり 宮崎県・都城市立有水小学校 比江嶋 哲

                詳しく読む

                2025年全国国語授業研究大会 3年 ちいちゃんのかげおくり

                2025年10月9日
                コーナー
                • 国語探究つくばゼミ
                • 明日から実践!先取り授業
                • 5分でわかるシリーズ
                • 新教材の授業づくり
                • 教師の必読書
                • お悩み相談室
                • 教室にひらく えほんの扉
                • 【便利な使い方】
                学年で絞り込む
                • 1年
                • 2年
                • 3年
                • 4年
                • 5年
                • 6年
                教材で絞り込む
                • ヒロシマのうた
                • 平和のとりでを築く
                • スイミー
                • つり橋わたれ
                • ごんぎつね
                • じどう車くらべ
                • はたらくじどう車
                • いろいろなふね
                • 固有種が教えてくれること
                • モチモチの木
                • どうぶつ園のじゅうい
                • 帰り道
                • こまを楽しむ
                • 言葉で遊ぼう
                • 白いぼうし
                • さとうとしお
                • 世界にほこる和紙
                • 『鳥獣戯画』を読む
                • たぬきの糸車
                • すがたをかえる大豆
                • プラタナスの木
                • さけが大きくなるまで
                • たんぽぽのちえ
                • きまったぜ
                • ウナギのなぞを追って
                • 大造じいさんとガン
                • 馬のおもちゃの作り方
                • くらしの中の和と洋
                • スーホの白い馬
                • 和の文化を受け継ぐ
                • ありの行列
                • 海の命
                • どうぶつの赤ちゃん
                • おにごっこ
                • お手紙

                運営会社:東洋館出版社

                • 特定商取引法について
                • プライバシーポリシー
                • 利用規約
                • お問い合わせ
                • よくあるお問い合わせ
                • 決済と解約について
                © 2025, 子どもと創る「国語の授業」web
                • 選択結果を選ぶと、ページが全面的に更新されます。