
「永遠のごみ」プラスチック ―重ね読みから自分の考えをもつ説明的文章の授業づくり―
|
執筆者: 田中 元康
|
単元名:プラスチックごみの問題について考えよう
教材:「永遠のごみ」プラスチック(東京書籍・6年)
本教材「『永遠のごみ』プラスチック」では、本文の後に資料①②が付録され、資料①「環境をよごさずに処理できるごみ」と資料②「そもそもごみにさせない」例が挙げられます。
今回は本教材の授業づくりにおいて、田中元康先生(高知大学教職大学院 教授/高知大学教育学部附属小学校 教諭)に、本文と資料①②を合わせて読み、それぞれの主張と説明の仕方を子どもたち自身でまとめるという学習活動についてご提案をいただきました。その活動を通して、筆者の考えと相対化された自分なりの考えをもつことができ、発表へ向け、わかりやすい説明の工夫にも意識的になることでしょう。
目次
本単元の重点指導事項は、Cウ「目的に応じて、文章の中から必要な情報を取捨選択したり、整理したり、再構成したりすること」である。
本学習材は、プラスチックのごみについて取り上げた説明的文章である。扉ページでは行網に絡まり身動きが取れなくなっているウミガメのショッキングな写真が載せられており、本文では日常生活で当たり前のように使っているプラスチックが「永遠のごみ」となることの問題、原因、解決法について述べられている。本文と資料①②を重ねて読むことで、プラスチックごみの問題に対して筆者が、プラスチックの「使い方や捨て方を考え、行動に移そう」と主張をしていることがよく理解できる。
そこで本学習材において、本文と資料を重ねて読むことで、筆者の主張を捉えたうえで、プラスチックごみの問題の現状や具体的な解決方法について、自分の考えをまとめ発表することにつなげていくようにしたい。
8月号の「5分でわかるシリーズ」は、来栖称子先生(東京都・練馬区立開進第三小学校)に、国語の授業で子どもの思考を促すためには、どのような発問が考えられ、何を意識して行えばよいのかについて、ご提案いただきました。 今回は特に、展開部分で学びを深める焦点化発問に着目し、登場人物の心情や物語の構造に迫れるような、子ども主体の対話的な学びを促す発問例についてご執筆いただきました。
パロディ作品のよさは、知っているお話だからこそ安心して物語の世界に浸ることができること。同時に、知っているからこそ、その変わっている部分の面白さを感じられることでしょう。今回は、沼田拓弥先生(東京都・八王子市立第三小学校)に疲れているときにちょっと元気をくれるお話を紹介いただきました。
有料記事
新刊刊行記念!サブスク会員限定特典 このたび、青木伸生先生の新刊『探究の思考プロセスが育つ フレームリーディングの国語授業』の刊行を記念して、サブスクリプション会員限定の10%OFFクーポンをご用意しました。
有料記事
今回は比江嶋哲先生(宮崎県・都城市立有水小学校)に、「構成」「付けたい力」「筆者の主張」の3点を意識した発問を行い、文章の構造や説明の工夫といった全体のつながりを意識できるようにすることで、俯瞰的に説明文を読む力が身に付く授業づくりをご提案いただきました。
有料記事
子ども自身が夢中になって読み、叙述をもとに語ったり、新たな読書生活に拓いていく姿。そんな「自ら読む子ども」に育つために、教師はどのような手立てを考えればよいのでしょうか。今回は、迎有果先生(筑波大学附属小学校)に、主体的な読み手を育てる活動を紹介いただきました。
有料記事
本教材「友情のかべ新聞」は、対立していた東君と西君が、失敗を隠そうとする中でお互いを理解し、友情を深めていく物語です。2人の変化を観察・推理する、いわゆる探偵視点の語り手である「ぼく」も、クラスや人間関係に関心をもつように変容しています。 今回は山本純平先生(東京都・江東区立数矢小学校)に、本教材の授業づくりを行うに当たって、「何が、どうして、どのように変化したのか」叙述から丁寧に整理をする教材研究の方法をご提案いただきました。子どもの「なぜ?」を引き出し、なぞについて整理し、読み進めたくなる意欲を生む仕掛けが見いだせることでしょう。