
「固有種が教えてくれること」 -具体的な子どもの姿で授業づくりをしよう-
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執筆者: 中野紗耶香
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単元名:資料を用いた文章の効果を考え、それを生かして書こう
教材:「固有種が教えてくれること」(光村図書・5年)
今回は中野紗耶香先生(東京都・国分寺市立第三小学校)に、教材「固有種が教えてくれること」の筆者の説明の仕方と資料の効果をとらえる学習を通して、目指したい子どもの姿から単元のねらいを設定し、子どもの思考の文脈にそった必然性のある単元計画を立て、本時を組み立てるなど、 目の前の子どもの姿をもとにした単元構想の方法をご提案いただきました。
目次
授業づくりにおいて、最も大切なことは何だろうか。
私は、「子どもの具体的な姿で授業全体を構想する」ことであると考えている。授業に関する様々な情報は溢れているが、私たちが一番に向き合うべきは、これから授業をともに創っていく子どもたちである。
文章を読むことが大好きなあの子、国語は苦手だけどいつも一生懸命に取り組むあの子、動物が大好きで、この教材文であれば前向きに取り組めそうなあの子……。
様々な情報を活用しながらも、授業を担当するクラスにいる一人ひとりから意識が離れないように授業を創っていきたい。
本単元は、以下の3つのポイントについて、具体的な子どもの姿を念頭に置いて構想した。
今月の「教師の必読書」をご紹介いただくのは、赤木詞友先生(福岡県・北九州市立鴨生田小学校)です。子どもの学び方自体が問い直されている今、授業観、教師観自体も大きく変わろうとしています。これからの教育についてリードする著者の、バイブルともいえる1冊を紹介いただきました。
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