
ChatGPTを活用した国語科授業 -3年・「すがたを変える大豆」の授業実践-
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執筆者: 桂 聖
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ChatGPTとは、OpenAI社が開発した生成AIである。大規模なテキストデータを学習して、人間のようなテキスト生成や自然な対話を行うことができる。
では、小学校の国語科授業においては、ChatGPTをどのように活用していけばよいのだろうか。
結論から言えば、「言語表現に関する思考力や判断力」を育成するために、「ゆさぶり発問」としての教材提示に活用すればよい。
例えば、ChatGPTが生成した言語表現(文字化資料)に関して、学習者が批判的に検討をする。「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」の授業で活用できそうだ。
ここでは、3年生説明文「すがたを変える大豆」の授業において、ChatGPTが生成した言語表現を「ゆさぶり発問」として活用した授業実践を紹介する。
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