「どうぶつ園のじゅうい」で「読む・書く」力をつける授業づくり
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執筆者: 青山 由紀
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「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて、土台となるのは「学習者主体の授業」です。学習者が問いをもって追求していったり、積極的に言語活動に取り組んだりする授業と言うことができます。ともすると、特別な授業のように思われがちですが、教科書教材を核として、学習者主体の複合単元・総合単元をつくることは、決して難しいことではありません。
本稿では、「どうぶつ園のじゅうい」という読むことの説明文教材に、子どもの「身近な名人を紹介したい」という思いをつなげ、読むことと書くこと、さらにインタビューといった話すことも含めた総合単元をご紹介します。
「学習者主体の授業」を構想することが、言葉の力をつけ、問題発見力や学習構想力、学習調整力などの資質・能力を育みます。私は「学習者主体の授業」を実現するために、次の点に留意して単元づくりを行っています。
