
どの子も、きれいなひらがなが書ける -なぞらない「ひらがな書写」指導のコツ-
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執筆者: 桂 聖
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目次
国語入門期では、「ひらがな書字」は必須の指導内容である。どの子も、ひらがなが書けるように丁寧に指導する必要がある。
しかし、一般的には、きれいなひらがなを書けるように指導することは難しいようである。ひらがなが書けるのは「書字」のレベル。そして、きれいなひらがなが書けるのは「書写」のレベルである。
「書字」ができていても、「書写」まではできていないことが多いのである。
その主な原因は、次の3つである。
1つ目は「評価基準が低いこと」である。
子どもたちはひらがなを書けるようになったことで満足する。教師もそれに満足してしまう。これでは「書字」レベルに留まってしまう。子どもが「もっときれいな字が書けるようになりたい」と思えるように指導することが大切になる。
2つ目は「指導時数が少ないこと」である。
ひらがなの指導ばかりに時数を割くことは難しい。だが、入門期だからこそ、ひらがな書写の指導に十分時間を割くべきである。どの学年も指導してきた私の経験からいえば、1年生のころが、一番字がきれいになる時期である。私たち教師はこの最適な時期を逃してはならない。
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