子どもと創る「国語の授業」
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「一つの花」
-自分で学びをつくる 問いへの寄り添い方-
今回は斎藤由佳先生(神奈川県・逗子市立沼間小学校)に、内容の読みをそろえるための「つかみの問い」と、自分の「問い」を見直し物語の核に迫る「深める問い」、この2つの「問い」を段階的に考えていくことで、自身で読みを深める学び方を学ぶことができる、授業づくりのアイデアをご提案いただきました。
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「白いぼうし」
-新学年スタート! なぞを解き明かす楽しみをみんなで味わおう-
本教材「白いぼうし」は、タクシー運転手の松井さんが体験する、乗客の女の子が突然消えるという不思議なお話です。「はたして女の子はちょうちょだったのか」などの謎の答えは最後まで描かれておらず、ミステリーのような不思議なお話でありながら、白いぼうしなどの色彩表現、夏みかんの香りなどの描写から、さわやかな読後感が味わえる物語文です。 今回は中野紗耶香先生(東京都・国分寺市立第三小学校)に、叙述をもとに謎をといていく読みの楽しさを感じられる、授業開き間もない4月にぴったりな物語文の授業づくりについて提案をいただきました。
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読後感から問いづくりへ
-4年「世界一美しいぼくの村」-
文学的文章の授業を展開するに当たって、授業者として大切にしていることは、学習者が「読み取ったことをもとに自身の考えを表現できるようにしていく」ということである。そこには、何のために表現するのかという「学びの目的意識」が必要である。そして、学習を通してどのような力が身に付いたのかということをとらえ、他の学びにも転用していけるような「学びの自覚化」につなげていくことが必要である。よって、単元の導入部分では、子どもがいかに学ぶことに対する「必要感」をもち、「目的意識」をもって学習を進められるようにできるのかを重視する。
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「くらしを便利にするために」
—筆者を感じることで子どもたちが文章に前のめりになる、教科書改訂の時期の説明文授業-
今回は小崎景綱先生(埼玉県・さいたま市立新開小学校)に、令和6年度に本教材が改訂されたことを踏まえ、「以前の文章に変更を加えることで、筆者はどのように、何を、読み手により伝えたかったのか」といった、説明文の工夫における意図や思いに迫ることで、「筆者を読む」力が身に付く授業づくりをご提案いただきました。
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「スワンレイクのほとりで」
-登場人物との距離感を大切にしながら読み味わう文学の授業-
新教材「スワンレイクのほとりで」は、本文中に数多くの色彩が登場し、中心人物「歌」の一人称で、グレンとの思い出が色鮮やかに描かれるなど、情景描写の多い物語文です。野菜畑から湖へと場面が移るにつれ、色の数はどんどん増え、色たちが動き出すクライマックスでは、歌の高揚感が伝わってくるようです。 本教材について沼田拓弥先生(東京都・八王子市立第三小学校)に、情景描写に着目しながら、様々な視点から読者が「歌」に寄り添うことで、同化・異化という「登場人物との距離感」を意識した読みの力が育つ授業づくりについてご提案いただきました。
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「風船でうちゅうへ」
-多様な「興味」の方向性を生かして-
今回は山本真司先生(南山大学附属小学校)に、本教材で要約する力を育む上で、何について取り上げ、誰にどのように根拠をもって伝えるのか、といった目的意識を明確にした読みの授業づくりの工夫を、ご紹介いただきました。