「まんがの方法」 ―筆者の提案に素直に乗り、説明文を読むことを楽しむ体験を―
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執筆者: 小崎 景綱
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単元名:筆者の提案に素直に乗り、「まんがの方法」を見つけよう
教材:「まんがの方法」(教育出版・5年)
今回は小崎景綱先生(埼玉県・さいたま市立新開小学校)に、教材「まんがの方法」最終段落の筆者の問いかけを起点として、実際に「まんがの方法」を探して紹介する活動を通して、読むことの必然性とおもしろさを実感させる授業づくりをご提案いただきました。
説明文を読む力を自覚し、読むことそのものを楽しむ態度へとつながると考えられます。
目次
「説明文を読むのはおもしろい」「説明文を読むと楽しいことにつながる」「説明文を読むと○○が上手くできる」「説明文を読むと○○がよくわかる」
子どもたちが説明文を読むことを、このように素朴に感じられるように、日々の授業を設計したい。しかし、そのためには、読む際の基本スタンスをおさえ、様々な読みの方略を手に入れなくてはならない。授業では、説明文を読むことを楽しみながらも、この基本スタンスと読みの方略を手に入れられるような展開が望まれる。
5年生最後の説明的文章の教材ともなると、説明文の基本スタンスや読みの方略としては、大体の力がついていると仮定できる。説明文でつけたい力を子どもたちが自覚し振り返りつつ、筆者と対話するかのように説明文で楽しむことができる授業を展開したい。
本教材「まんがの方法」では、筆者が読者へ働きかける提案を素直に受け取り、読んだからこそわかる、味わえるまんがのおもしろさについて子どもたちと語り合うことで、説明文の読み方を理解する。読む力があるからこそ、素直に楽しめる、を子どもたちと実践したい。 筆者は、本文の最終段落において、次のように述べている。
なんとも魅力的で、子どもたちの興味を誘う終わり方である。
「へぇ~、いろいろな方法があるんだな」
「「まんがの方法」が見つけられるともっと楽しむことができるのか」
「そういえば、家にある○○も「まんがの方法」だらけかもしれない!」
などと、素直に反応する子どもたちの声が想像できる。この筆者からの誘いを生かし、子どもたちの興味・関心を生かさない手はない。では、それを生かすために、どのような力を付ける必要があるのか、どのように教材を読み進めればよいのか考えてみたい。
筆者の思いや書き方の工夫に思いを馳せることが、やはり説明文を読むことの楽しさにつながるのではないかと思われる。様々な授業展開が想定できるが、最終段落を受けて、子どもたちがどのように反応したのかを生かしつつ、説明文を読む力を付ける授業を展開したい。
説明文を読むためには、様々な力が必要である。以下はその一例である。
