俯瞰的に読ませる発問の工夫をした「どうぶつ園のじゅうい」
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執筆者: 比江嶋 哲
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単元名:読んで考えたことを話そう
教材:「どうぶつ園のじゅうい」(光村図書・2年)
本教材では、どうぶつ園の獣医さんが1日にどんな仕事をしているのかを、一人称で時間の流れにそってわかりやすく説明しています。いずれも命にかかわる大事な仕事ですが、どの観点から考えてみると、どの仕事が一番大事か、一番たいへんであるといえるのか、など子どもたちの発想で異なる意見がたくさん出てくることでしょう。
今回は比江嶋哲先生(宮崎県・都城市立有水小学校)に、「構成」「付けたい力」「筆者の主張」の3点を意識した発問を行い、文章の構造や説明の工夫といった全体のつながりを意識できるようにすることで、俯瞰的に説明文を読む力が身に付く授業づくりをご提案いただきました。
目次
発問づくりに必要な「3つのおさえどころ」をもとに単元づくりにしていく。
「3つのおさえどころ」とは、「構成を捉えるもの、『付けたい力』(ねらい)につながるもの、筆者の主張につながるもの」である。 ただ子どもが「楽しかった」だけではなく、しっかりその単元で身に付かせる力、「付けたい力」を付けていくようにしたい。
