
ファンタジーで子どもと創る授業 ―3年「まいごのかぎ」―
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執筆者: 迎有果
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目次
私は小学生の頃、物語の読み方は個人によって違い、どんなに話し合いをしていても、最後は先生がまとめて授業が終わるように感じていました。自分で本を読むことは好きでも、国語の授業はそれほど好きではなく、時間が過ぎるのを待つような小学生でした。
物語文は、その内容によっても好き嫌いがはっきりしているので、子どもたちが楽しく読んでいたとしても、その楽しさがどこにあるのかは漠然としています。嫌いな子どもにとっては、何時間も苦痛な時間が続くのですから、国語が嫌いになってもおかしくはありません。
授業者に視点を移すと、物語によって様々なアプローチがあるため、学級に合っているのか、いまいち自信がないこともあるでしょう。 いつも同じ流れになってしまい、国語の授業がつまらなく感じていないでしょうか。
今回は、「子どもと創る国語の授業」の意味を再考し、子どもの姿を丸ごと受け止める授業を紹介します。
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