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    スワンレイクのほとりで ―見方・考え方を育み、読む力をつける授業づくりー

    ホーム / スワンレイクのほとりで ―見方・考え方を育み、読む力をつける授業づくりー

    スワンレイクのほとりで

    ―見方・考え方を育み、読む力をつける授業づくりー

    スワンレイクのほとりで ―見方・考え方を育み、読む力をつける授業づくりー

    執筆者: 小島 美和

    |

    2025年8月7日


    単元名:「スワンレイクのほとりで」を読み、考えたことを伝え合おう
    新教材:「スワンレイクのほとりで」(光村図書・4年)


    本教材「スワンレイクのほとりで」は、中心人物「歌」が、初めて訪れたアメリカの地で、異なる自然や文化にふれながら、グレンとの友情を深めていくことで、内面の成長を遂げる物語です。一人称で描かれ、心の変化や多様性への気づきが丁寧に表現されています。
    今回は小島美和先生(東京都・杉並区立桃井第五小学校)に、場面分けや「描写」と「説明」の違いに注目することで、「歌」の気持ちを読み取りやすくする授業づくりについてご提案いただきました。自身の経験と結び付けながら登場人物の変容を考えることで、様々なものの見方・考え方に気づくことができる工夫となっています。

    目次
    1. 教材の特性 2. 単元化へのポイント 2-1. 場面分け 2-2. 中心人物「歌」の驚きと発見 2-3. 中心人物「歌」の変容は? 3.単元構想 3-1.単元目標 3-2.単元計画(7時間) 3-3. 授業づくりや指導のポイント  3-4. 授業展開例(第4・5時)   4.まとめ

    1. 教材の特性

    中心人物の「歌」は4年生。学習者である子どもたちと同じである。物語の視点は、一人称視点であり、「歌」の心内語が多く、気持ちが直接的に書かれているため、中心人物の気持ちを想像しやすく変容が捉えやすい。

    物語の構造は、「現在 ― 過去 ― 現在」の3つに大きく分かれている。物語の最初と最後で中心人物が変容するが、そのきっかけとなっているのが、過去のスワンレイクのほとりでの出来事をしっかりと回想することである。

    また、物語の中では、類比や対比を用いて、様々な多様性を表している。そして、それが作品の主題とも関連していると考えられる。更に、「まぶたまで青くそまってしまいそうな湖」「水色の空。細長い雲。」「青い青い湖」「真っ青だった湖」など、色彩語の中でも青色が多く登場するのも特徴的な作品である。
    「歌」にとって、「青い色」とは何を象徴しているのか考えてみるのもおもしろい。

    2. 単元化へのポイント

    2-1. 場面分け

    物語は、中心人物がどんな出来事や事件と出合い、どのように変容したのかが描かれている。中心人物の変容を読むためには、物語の設定を読むことが重要である。そして、変容を捉えるならば、場面分けをしっかりとしなければならない。

    教科書では、4年生の学年末(現在)と4年生の夏休み(過去)、再び4年生の学年末(現在)の3つに物語が大きく分けられている。だが、4年生の夏休み(過去)の部分を場所に注目してさらに分けていくと、次のように分けることができる。

    三部構成

    場面

    場所

    内容

    初め(過去)

    1場面

    「歌」の部屋

    描写

    中(現在)

    2場面

    アメリカ東海岸ニューヨーク州の北の方の小さな村

    説明


    3場面

    真琴さんの家

    描写


    4場面

    野菜畑

    描写


    5場面

    湖のほとり

    描写

    終わり(過去)

    6場面

    「歌」の部屋

    描写


    また、それぞれの場面について、語り手が述べている内容の違いによって、「描写」と「説明」に読み分けをすることができる。「説明」とは、物語の記述のうち、物語に流れる時間の流れから離れて、物語の設定や背景、登場人物などをかいつまんで述べている文のことをいう。

    一方、物語に流れる時間の流れに沿って、人物の行動や言動、場面の様子などを細かく述べた文のことを「描写」という。このように見ていくと、2場面だけが描写ではなく、説明になっていることが見えてくる。説明には、主題につながる伏線があることが多い。また、中心人物の変容は、「中」の「描写」から捉えていくことができる。そのため、「中」をどのように分けたらいいか考え、整理していくことが重要である。

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