コンテンツに進む

カートは空です

TOPへ戻る

アカウントをお持ちですか?

ログインすることで、チェックアウトがスピーディーに行えます。

あなたのカート

読み込み中…

キャンセル返金不可

小計

¥0 JPY

税込み価格です
カートを見る
  • 国語探究つくばゼミ
  • 明日から実践!先取り授業
  • 5分でわかるシリーズ
  • つくば授業参観
  • 新教材の授業づくり
  • 教師の必読書
  • お悩み相談室
  • 教室にひらく えほんの扉
ログイン
    子どもと創る「国語の授業」web
    • 国語探究つくばゼミ
    • 明日から実践!先取り授業
    • 5分でわかるシリーズ
    • つくば授業参観
    • 新教材の授業づくり
    • 教師の必読書
    • お悩み相談室
    • 教室にひらく えほんの扉
    カート
    00個のアイテム
    ログイン

    「『考える』とは」の教材研究の仕方、教えます。

    ホーム / 「『考える』とは」の教材研究の仕方、教えます。

    「『考える』とは」の教材研究の仕方、教えます。

    執筆者: 藤田 伸一

    |

    2025年2月6日


    単元名:筆者等の意図を探ろう
    新教材:「考える」とは(光村図書・6年)


    今回は藤田伸一先生(神奈川県・川崎市立中原小学校)に、新教材「『考える』とは」における、教材分析をはじめ、教材研究の方法までをご紹介いただきました。
    教材のもつ特徴や論理を吟味し、なぜ執筆者の3人の文章はそのような順番で書かれているのか、どのように子どもに考えてもらうために教材が作られているのかなど、教科書の製作者の意図までを深掘りする、教材研究の方法のご提案となっています。

    目次
    1. 教材の特性 1-1.教材を大まかに見る 1-2.題名を見る 1-3.筆者を見る 1-4.各教材の構造と内容を見る 1-5.それぞれの文章の要旨とそれを支える事例やデータ(根拠)との関係から説得の論法を見る 1-6.教科書編集委員の意図を見る 2. 授業構想の仕方 -全6時間の授業をつくる- 2-1. つけたい力を構想する 2-2. 読みたくなるような興味・関心をもたせる(単元の導入 1/6時) 2-3. 問いをつくる  (2/6時) 2-4. 学びのプランをつくる (2/6時) 2-5. 対話的な学びをつくる (3/6~5/6時) 2-6. 自分の考えをつくる (6/6時) 3.授業づくりのポイント

    1. 教材の特性

    1-1.教材を大まかに見る

    「『考える』とは」の最大の特徴は、論説文的文章が3つ並べられていることである。
    なぜ3つも並列されているのか。どうしてこの順で並んでいるのか。教科書編集委員の意図を浮き彫りにしたくなる教材である。下記の教材分析で、明らかになっていくであろう。

    1-2.題名を見る

    各題名を見てみると、「『考える』とは」「考えることとなやむこと」「考えることを考え続ける」「考える人の行動が世界を変える」の4つが示されていることがわかる。
    最初の「『考える』とは」には、文章はない。つまり、後に続く3つの論説文的文章を包括している、という位置づけとしての題名となっている。

    そのような関係性から見えてくるのは、「『考える』とは何か」というテーマが設定されているということである。このテーマに沿った文章を、3人の筆者がそれぞれの立場から論じているという構図が垣間見える。おそらく教科書編集委員から、「考えるとは」どういうことか、1000字程度で小学6年生に理解できるような文章を書いて欲しいと依頼されたのだろう。

    「考えることとなやむこと」の題名からは、「考えること」を「なやむこと」と比較しながら明らかにしていく展開が容易に予想できる。「考えることを考え続ける」からは、「考えること」についての答えがまだ保留されており、まさに考えている途上であるという思いが伝わってくる。最後の「考える人の行動が世界を変える」からは、「考えること」とはどういうことかについて、直接言及するのではなく、「考えること」のよさを訴えかけようとしているようにとれる。

    1-3.筆者を見る

    出てくる順に示すと、鴻上尚史(作家、演出家)、石黒 浩(ロケット学者)、中満 泉(国際連合事務次長)となっている。

    鴻上氏は、国語の教科性から文筆家は外せないという点と、前の版の教科書で登場している点も考慮された採用ではないだろうか。それに加え、若者の心をつかむようなメッセージ性のある文章を届けられる点も評価されたに違いない。
    石黒氏は、科学者である。子どもたちにとって大変魅力的なロボットを開発している。人間がどのように豊かな暮らしをロボットと共につくっていけばよいのか。ロボットはどこまで人間に近づけるのかなど、さまざまなことを考えながら、研究に没頭しているに違いない。まさに、「考えること」を実践している人物といってよいだろう。
    最後の中満氏は、唯一の女性であること、国際連合というグローバルな舞台で活躍していることから、子どもに馴染みは薄いが、物事を大局的に考えるヒントが得られる、という期待感から入っているのではないか。

    このように見ると、人物での順序性は浮かび上がってこない。興味のもてる順でも、身近な人順でもなさそうである。そうなると、文章の内容に順序性の鍵が眠っていることになる。

    この記事は有料記事です。
    有料会員になると続きをお読みいただけます。

    有料会員に登録する

    会員の方は下記よりログインしてください。

    ← 戻る

    おすすめ記事

    5分でわかる 子どもの学びが深まる発問のスキル -どうする? 文学的な文章での発問-

      5分でわかる 子どもの学びが深まる発問のスキル

      -どうする? 文学的な文章での発問-

      8月号の「5分でわかるシリーズ」は、来栖称子先生(東京都・練馬区立開進第三小学校)に、国語の授業で子どもの思考を促すためには、どのような発問が考えられ、何を意識して行えばよいのかについて、ご提案いただきました。 今回は特に、展開部分で学びを深める焦点化発問に着目し、登場人物の心情や物語の構造に迫れるような、子ども主体の対話的な学びを促す発問例についてご執筆いただきました。

      詳しく読む

      5分で分かるシリーズ 指導技術

      2025年8月28日
      『ももたろう』 ー教室が子どもたちの笑い声で溢れるとびっきりの笑本(えほん)

        『ももたろう』

        ー教室が子どもたちの笑い声で溢れるとびっきりの笑本(えほん)

        パロディ作品のよさは、知っているお話だからこそ安心して物語の世界に浸ることができること。同時に、知っているからこそ、その変わっている部分の面白さを感じられることでしょう。今回は、沼田拓弥先生(東京都・八王子市立第三小学校)に疲れているときにちょっと元気をくれるお話を紹介いただきました。

        詳しく読む

        えほんの扉 新コーナー2025

        2025年8月28日
        青木伸生先生の新刊『探究の思考プロセスが育つフレームリーディングの国語授業』サブスク会員限定特典のご案内

          有料記事

          青木伸生先生の新刊『探究の思考プロセスが育つフレームリーディングの国語授業』

          サブスク会員限定特典のご案内

          新刊刊行記念!サブスク会員限定特典 このたび、青木伸生先生の新刊『探究の思考プロセスが育つ フレームリーディングの国語授業』の刊行を記念して、サブスクリプション会員限定の10%OFFクーポンをご用意しました。

          詳しく読む

          2025年8月26日
          俯瞰的に読ませる発問の工夫をした「どうぶつ園のじゅうい」

            有料記事

            俯瞰的に読ませる発問の工夫をした「どうぶつ園のじゅうい」

            今回は比江嶋哲先生(宮崎県・都城市立有水小学校)に、「構成」「付けたい力」「筆者の主張」の3点を意識した発問を行い、文章の構造や説明の工夫といった全体のつながりを意識できるようにすることで、俯瞰的に説明文を読む力が身に付く授業づくりをご提案いただきました。

            詳しく読む

            2年 どうぶつ園のじゅうい 明日から実践!先取り授業

            2025年8月21日
              Q主体的な読み手を育てるには?

              有料記事

              Q主体的な読み手を育てるには?

              子ども自身が夢中になって読み、叙述をもとに語ったり、新たな読書生活に拓いていく姿。そんな「自ら読む子ども」に育つために、教師はどのような手立てを考えればよいのでしょうか。今回は、迎有果先生(筑波大学附属小学校)に、主体的な読み手を育てる活動を紹介いただきました。

              詳しく読む

              お悩み相談室 新コーナー2025

              2025年8月21日
              「友情のかべ新聞」で自分なりの『読み』をもち、子どもの『問い』に臨む

                有料記事

                「友情のかべ新聞」で自分なりの『読み』をもち、子どもの『問い』に臨む

                本教材「友情のかべ新聞」は、対立していた東君と西君が、失敗を隠そうとする中でお互いを理解し、友情を深めていく物語です。2人の変化を観察・推理する、いわゆる探偵視点の語り手である「ぼく」も、クラスや人間関係に関心をもつように変容しています。 今回は山本純平先生(東京都・江東区立数矢小学校)に、本教材の授業づくりを行うに当たって、「何が、どうして、どのように変化したのか」叙述から丁寧に整理をする教材研究の方法をご提案いただきました。子どもの「なぜ?」を引き出し、なぞについて整理し、読み進めたくなる意欲を生む仕掛けが見いだせることでしょう。

                詳しく読む

                4年 友情のかべ新聞 新教材

                2025年8月14日
                コーナー
                • 国語探究つくばゼミ
                • 明日から実践!先取り授業
                • 5分でわかるシリーズ
                • つくば授業参観
                • 新教材の授業づくり
                • 教師の必読書
                • お悩み相談室
                • 教室にひらく えほんの扉
                学年で絞り込む
                • 1年
                • 2年
                • 3年
                • 4年
                • 5年
                • 6年
                教材で絞り込む
                • ヒロシマのうた
                • 平和のとりでを築く
                • スイミー
                • つり橋わたれ
                • ごんぎつね
                • じどう車くらべ
                • はたらくじどう車
                • いろいろなふね
                • 固有種が教えてくれること
                • モチモチの木
                • どうぶつ園のじゅうい
                • 帰り道
                • こまを楽しむ
                • 言葉で遊ぼう
                • 白いぼうし
                • さとうとしお
                • 世界にほこる和紙
                • 『鳥獣戯画』を読む
                • たぬきの糸車
                • すがたをかえる大豆
                • プラタナスの木
                • さけが大きくなるまで
                • たんぽぽのちえ
                • きまったぜ
                • ウナギのなぞを追って
                • 大造じいさんとガン
                • 馬のおもちゃの作り方
                • くらしの中の和と洋
                • スーホの白い馬
                • 和の文化を受け継ぐ
                • ありの行列
                • 海の命
                • どうぶつの赤ちゃん
                • おにごっこ
                • お手紙

                運営会社:東洋館出版社

                • 特定商取引法について
                • プライバシーポリシー
                • 利用規約
                • お問い合わせ
                • よくあるお問い合わせ
                • 決済と解約について
                © 2025, 子どもと創る「国語の授業」web
                • 選択結果を選ぶと、ページが全面的に更新されます。