
UDLの視点でつくる国語科授業 -2年説明文「どうぶつ園のじゅうい」(光村)の授業実践-
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執筆者: 桂 聖
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目次
米国発の「UDL(Universal Design for Learning:学びのユニバーサルデザイン)」*1とは、障害の有無にかかわらず、すべての学習者の学びを助けるための概念的フレームワークです。そのねらいは、「学びのエキスパート」(自らの学びを舵取りできる子ども)を育てることです。
いま日本では、「自立した学習者」を育てるために、「個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実」を図ることが求められています。UDLは、その実現を目指す有効な指導方法の一つです。
UDLでは、「なぜ学ぶのか?」という学習者の目的意識を重視します。そして「何を学ぶのか?」「どのように学ぶのか?」を、学習者自らが選んで学びを進めるように支援します。
また、「カリキュラム」の障害を想定して、それを事前に対応しておきます。学習者自身が、学習の「ゴール」を目指して、「教材」「方法・手段」の「オプション」(複数の選択肢)を選び、自らの学び方を「評価」しながら学習を進めていけるようにするのです。
したがって、UDLの視点で国語科授業をつくるには、次の4つの要件が重要になります。
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新教材「はるねこ」は、「あや」のもとに手紙が届く場面から物語は始まり、「はるねこ」との不思議な出来事の回想場面をはさんで、現在の場面に戻ってくる額縁構造となっています。小学校で二度目の春を迎える2年生にとって、春の訪れについて、想像が膨らみワクワクするようなファンタジー作品です。 今回は柘植遼平先生(昭和学院小学校)に、会話文から登場人物の気持ちや様子を想像する力を育むために、リーダー「…」の部分に着目したり、登場人物の気持ちをふまえて音読の仕方を考えたりする学習活動をご提案いただきました。
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2年 アレクサンダとぜんまいねずみ 国語探究つくばゼミ 筑波大学附属小学校
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教材「時計の時間と心の時間」は、「心の時間」はそのときの状況や一人ひとりで感じ方が異なることを、わかりやすい例から実験の事例へと順に挙げて説明し、正確な「時計の時間」と合わせてどのように生活すべきなのか、読者に考えるきっかけを与えてくれます。 今回は比江嶋 哲先生(宮崎県・都城市立有水小学校)に、「〔練習〕笑うから楽しい」「時計の時間と心の時間」「〔情報〕主張と事例」を通して学習することで、「主張と事例の関係をとらえる」力が育めるような授業づくりをご提案をいただきました。
6年 主張と事例 明日から実践!先取り授業 時計の時間と心の時間 笑うから楽しい