
1年生が楽しんで活動する国語授業 -「はたらく乗り物を紹介しよう」-
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執筆者: 青木 伸生
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目次
なんでも初めての取り組みになる1年生。子どもたちの意欲はなかなかのものです。 その意欲を失わないようにするのが教師の役目。
しかし、「きちんとさせよう」という思いが強すぎると、楽しむはずの言語活動は、教師からの「注文の多い料理店」になってしまい、子どものせっかくの意欲が失われていきます。子どもたちが困ると、教師はそのサポートに忙しくなり、教師自身のゆとりも失われます。
まずは、子どもの「やってみたい」気持ちを最優先にして、等身大の言語活動を設定しましょう。今ここで、この単元で達成できなくてもいい部分は目をつぶり、言語活動を経験することに重点をおきます。1年生の子どもたちは、これから6年間という長い時間をかけて、様々な言語活動を経験し、成長していきます。そうした見通しの中で、言葉の学びとして何を大切にするかをよく考え、実践していきましょう。
1年生の2学期の単元として、子どもも教師も大変にならない学習活動を紹介します。
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新教材「つぼみ」は、左のページに「問い」が示され、ページをめくると「答え」がわかるというような構成になっており、クイズを楽しむように説明文の基本である「問い」と「答え」を学べる教材です。 今回は小島美和先生(東京都・杉並区立桃井第五小学校)に、初めての説明文学習であることを踏まえ、指示語が何を指し、主語は何なのか丁寧に押さえられるよう問いかけを行い、説明文の読み方が身に付く授業づくりの工夫を提案いただきました。
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本教材「やくそく」について、三笠啓司先生(大阪教育大学附属池田小学校)に、登場人物に同化する体験を通して、一人ひとりが想像力を働かせ、豊かに物語世界を楽しむことができる、「同化体験」を取り入れた授業づくりのご提案をいただきました。
今月の「教師の必読書」をご紹介いただくのは、柘植遼平先生(昭和学院小学校)です。「教える」ことの技術や、教師に必要な人間性などをあらためて問い直し、教育の不易について語る有田和正先生の著書をご紹介いただきました。
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文学的文章の授業を展開するに当たって、授業者として大切にしていることは、学習者が「読み取ったことをもとに自身の考えを表現できるようにしていく」ということである。そこには、何のために表現するのかという「学びの目的意識」が必要である。そして、学習を通してどのような力が身に付いたのかということをとらえ、他の学びにも転用していけるような「学びの自覚化」につなげていくことが必要である。よって、単元の導入部分では、子どもがいかに学ぶことに対する「必要感」をもち、「目的意識」をもって学習を進められるようにできるのかを重視する。
4年 世界一美しいぼくの村 国語探究つくばゼミ 筑波大学附属小学校
今月の「5分でわかるシリーズ」は、伊藤怜香先生(新潟県・新発田市立住吉小学校)に、授業のはじめから、高いハードルの課題を提示するのではなく、「Which型課題」を用いて少しずつ自分なりの考え方を形成すること、また、「立体型板書」で友だちと考えを共有、整理することで、全員が参加できるようになる授業のつくり方をご提案いただきました。