"つぶやき感想"を起点とした「ごんぎつね」の単元デザイン ―素朴な声から、私の読みを創る―
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お知らせ:
執筆者: 溝上 剛道
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教材「ごんぎつね」について、溝上剛道先生(熊本県・熊本市立黒髪小学校) に、文章を読んだ際に生まれる疑問や驚き、共感などの素朴な反応を“つぶやき感想”と捉え、それを起点とした授業づくりについて、ご提案いただきました。
「ごんぎつね」の語りの構造や登場人物のすれ違い、視点・呼称の変化に着目しながら、子どものつぶやきを問いや対話へとつなげていきます。そして、つぶやきを板書して共有し、初発の感想や話し合いの足場とすることで、すべての子どもが自分なりの読みの力を形成できるようになります。
目次
「初発の感想を書きましょう」
そう指示すると、鉛筆が動き出す子と止まったままの子どもに分かれる。書けない子には、感想の視点や例文を示したり、一緒に考えたり……様々な手立てを講じてきたが、「感想をもつ」ことへの手立てというより、書き方指導に近かったように思う。
ただ、全体で範読をしているとき、そうした子どもを具に観察すると、実はさまざまな反応が生まれていることに気づく。
「え、マジで?」「うっそ、なんで?」「ああ、わかる〜!」
ぽつりとこぼれる、素朴な声の数々。私はこれを“つぶやき感想”と呼んでいる。
