「どうぶつ園のじゅうい」を生かして、「わたしの一日」を書こう
|
お知らせ:
執筆者: 山本 真司
|
今回は山本真司先生(南山大学附属小学校)に、本教材の文章の論理的な述べ方を学んだ上で、それを「わたしの1日」の作文に生かす授業づくりについてご提案いただきました。
時を表す言葉、行動とその理由・工夫、文末表現の使い分けに着目することで、内容を理解するだけでなく、わかりやすく伝えるための書き方を身につけます。
「読む」と「書く」を往還しながら、論理的に表現する力と、言葉を実生活で生かす力を育てることができます。
目次
説明的文章の学習における本質的なねらいは、文章の論理的な述べ方(構造・書き方の工夫)を学ぶことにあります。
しかし、単に文章を読み取るだけの学習では、子どもの関心は「獣医さんはどんな仕事をしているか」といった内容の理解にとどまってしまいがちです。
そこで、本稿の授業づくりでは、「学んだ書き方を生かして書く」というアウトプットをゴールに据えることにします。すると、子どもたちは、自分のアウトプットのために「論理的な述べ方を学ぼう」と、自分事として捉えることができます。
本実践では、この「論理的な述べ方」の修得に向けて、書き出す題材に「わたしの1日」と設定します。「自分の生活」を題材とすることで、書くための材料を取集する負担を減らし、順序の整理や行動や工夫、その理由といった論理的な述べ方に思考の焦点を当てることができます。
また、1日の生活について書くことは、行動を振り返ることで自分自身を見つめ直すというよさがあります。さらに、友達の1日を互いに知ることで、相互理解を深め、人間関係を深めていくということも期待できます。「国語科」の枠組みの中にとどまらない題材とすることで、日常生活において生きて働く言葉の力を育むことができると考えます。
