説明文「未来につなぐ工芸品」で楽しく学ぶ要約のしかた ―かるたで授業-
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お知らせ:
執筆者: 石原 厚志
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今回は石原厚志先生(東京都・武蔵野市立第一小学校)に、教材「未来につなぐ工芸品」を読み、五・七・五かるたづくりを通して、工芸品の魅力や未来へ受け継ぐ大切さを学びつつ、要約する力を身につけられる授業づくりをご提案いただきました。
五・七・五かるたを作ることで、「具体」と「抽象」の分類を行い、中心となる語や文を見つけるため、文章の構成や筆者の考えをわかりやすく捉えることができます。
目次
本教材は、伝統的な工芸品の魅力を国内外に向けて発信している筆者が、その魅力を説明し、工芸品を残すことの意義を訴える文章である。文章の構成が捉えやすく、要約に取り組むのに適した教材文である。
「初め」には、工芸品の説明と筆者の工芸品への思いが述べられている。「工芸品を未来の日本に残していきたい」という考えは、教材の大きなテーマとなっている。
そのように考える理由として、「中」で、工芸品が、現在まで続いていた日本の文化や芸術を後世につなぐこと、材料や作り方の面で環境への負荷が少なく、長く使えるように作られていることから、環境を未来につなぐことを挙げている。「奈良墨」や「南部鉄器」の情報を具体的に示し、筆者の考えを支える書き方となっている。
「終わり」には、筆者から読者へのメッセージが書かれていて、子ども一人ひとりが「一人の職人」としての立場を意識しながら、複合単元であるリーフレットづくりに取り組むことができる。
「要約」とは文章全体のあらましをまとめることであり、要約するためには「要旨」(文章全体の中で筆者が述べようとする考えの中心となるもの)をふまえていることが前提となる。そこで有効的な手立てとなるのが、文章全体を「具体」と「抽象」という観点で見るという読み方である。「具体」と「抽象」を新たな軸に加えると、次に示すような「立体的文章構成図」が完成する。
