「どう やって みを まもるのかな」 ―「比べて考える」授業から始まる、子どもの問いの連鎖―
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執筆者: 流田 賢一
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単元名:動物の身の守り方を比べながら読もう
教材:「どう やって みを まもるのかな」(東京書籍・1年)
今回は流田先生(大阪市立堀川小学校)に、説明文を「正解探し」ではなく、「比べて考える読み」へ転換することを目指した授業づくりについてご提案いただきました。
イラストの配置や動作化を通して、ヤマアラシ・アルマジロ・スカンクの身の守り方を比較しながら、個人の読みと対話を往還させることで、本文を根拠に考えを深めることができます。
目次
説明文の授業は、どこか窮屈になりがちである。
「問いの文はどれですか」「答えの文を見つけましょう」──正解を探す作業が繰り返され、子どもは次第に「先生が求める答えを当てるゲーム」として国語の読みを捉えるようになる。もちろん、文章構造を読み取る力は大切である。しかし、それだけでは「読むことの楽しさ」には届かない。
本単元で取り上げる「どうやってみをまもるのかな」は、1年生が初めて出会う本格的な説明文でありながら、従来の説明文授業を一歩先へ進める可能性を秘めた教材だと考える。
ヤマアラシ・アルマジロ・スカンクという3つの動物の守り方は、文章構造は同じでも中身は三者三様である。この違いに気づいた子どもは自ずと「どれが一番すごいか」を議論したくなる。この「比べたい・議論したい」という衝動こそが、本単元の出発点である。
個人の読みと対話を行き来させながら、「正解を探す読み」から「比べて考える読み」への転換を図る授業を提案したい。
