Ｑ 要旨と要約のちがいって何？
|
「要点」「要旨」「要約」。語感は似ていますがそれぞれの意味や学ぶ目的は違っています。では、要旨は何のためにとらえ、要約はどのようにまとめたらよいのでしょうか。
今回は藤平剛士先生（相模女子大学小学部）に、説明文における要旨と要約のとらえ方、またその目的について回答いただきました。
要旨と要約の違いはわかっているつもりなのですが、子どもが書く活動では指導に難しさを感じています。要約にも筆者の考えは外せないと思うと、要旨よりも難しく感じます。また、何のために要旨を書くのか、必要感をもたせることも難しいと感じています。中学年の要約から高学年の要旨をとらえることへと、どのようにつなげればよいのでしょうか。
おすすめ記事
有料記事
「風船でうちゅうへ」
―筆者へのインタビューで名言エピソードを引き出す要約指導―
今回は沼田拓弥先生（東京都・八王子市立第三小学校）に、名言カードの作成という表現活動に向けて、岩谷さんにインタビューをするという想定で本文を読み深めることで、おのずと要点をしぼって文をまとめる意識が育まれるという、ユニークな授業づくりのアイデアについてご提案いただきました。
有料記事
「模型のまち」
―全体と細部を行き来して読み深める文学の授業―
新教材「模型のまち」では、中心人物「亮」の、ひろしまのまちへの捉え方の変容が、色彩の描写を通して読み取れるよう工夫されています。「模型」といった、今でもそのまま昔でもない仮初の存在と、本文中の夢の出来事が重ねられ、白の中にビー玉の色が交わる描写が印象的です。 今回は橋爪秀幸先生（大阪府・豊中市立熊野田小学校）に、亮の「ビー玉」「模型のまち」の捉え方の変容について、色の象徴表現や細部の読みの精査・解釈を通して、対話的に深められる授業づくりの工夫をご提案いただきました。
