子どもと創る「国語の授業」
有料記事
戦争文学の授業を創る
-4年「一つの花」-
戦争文学という括りであっても、「つけたい言葉の力」に目を向けていく必要があるのは言わずもがなである。子どもが戦争文学から何を感じ取るのか、どんなテーマを受け取るのかということは、子どもの側に委ねられるべきであり、平和の大切さを押しつけるような教材にしてはならない。 「ちいちゃんのかげおくり」「一つの花」「川とノリオ」のように、戦中を描いた作品は多く、また長く掲載されている。 今回は、この中の「一つの花」を中心に実践を紹介し、その後どのような活動を系統的におこなっていくのかということを述べていく。
有料記事
「一つの花」
-自分で学びをつくる 問いへの寄り添い方-
今回は斎藤由佳先生(神奈川県・逗子市立沼間小学校)に、内容の読みをそろえるための「つかみの問い」と、自分の「問い」を見直し物語の核に迫る「深める問い」、この2つの「問い」を段階的に考えていくことで、自身で読みを深める学び方を学ぶことができる、授業づくりのアイデアをご提案いただきました。
「気付き」から「問い」へ
-対比(比較)で読み深める文学の授業-
「一つの花」の授業づくりを紹介します。 定番の文学教材のなかでも、指導することが難しいとされる本教材は、叙述と叙述を結び付けたり、描写から登場人物の心情を読みとったりしていく必要があります。 今回は、土居正博先生(川崎市立はるひ野小学校)に、子どもたちが自ら物語の魅力に気付けるような読みを目指す授業づくりについてご提案いただきました。