子どもと創る「国語の授業」
有料記事
ミステリーを読む
―「友情のかべ新聞」(光村図書・4年)―
物語は、「昔話」「民話」「ファンタジー」のようにいくつかの文種に分けることができます。では、「友情のかべ新聞」の文種はというと「ミステリー」です。殺人事件などが起こり、刑事や探偵がトリックを解明して犯人を見つける……。ミステリーには、このようなイメージがあるかもしれません。しかし、「友情のかべ新聞」の舞台は、子どもたちと同じく4年生の教室です。そこで、語り手の「ぼく」が、東君と西君の不自然な行動に着目して謎を解き明かす物語となっています。 さて、みなさん。「ミステリーを読む醍醐味は?」と聞かれたらどのように答えますか。私は「読者自身が作者の散りばめた伏線に気づき、それを回収して謎を解き明かすこと」にあると考えています。そのとき

